庭木倒壊診断
近年このカシノナガキクイムシによる被害木が非常に増えてきております。
被害木の見分け方は簡単で、根元から2〜3mぐらいの所に、つまようじの太さぐらいの穴が開き、そこから小麦粉のようなオガ粉がふいています。
幹に付着したオガ粉が雨水によって根元(地面)に蓄積していくのです。しかし、松喰い虫の被害木と違い、すぐには枯れず、秋の落ち葉シーズンに周りの木の葉が全て落ちた後でも、枯葉がついていたら残念ながら、被害木から支障木へ扱いが変わります。名古屋の場合、このどんぐりの木(ナラ・カシ)が、建物周辺に立っており、枯れ木はほとんどの場合、伐採処理が必要となります。
以前から社会問題にまでなっている松喰い虫。
見分け方は簡単で葉が青いか、赤いかです。
葉が写真のようになりましたら、お早めの処理をおすすめ致します。
名古屋郊外に良くある事で、雑木林を宅地にし、残った木が強風により倒れるケースです。その原因は、周りの木がなくなり、今まで林全体で受けていた風が残った木にダイレクトに当たるようになるからです。木々は枯れない限り、毎年必ず大きくなります。言い換えれば、必ず風圧面積が大きくなり、倒木の可能性は増え続けることになります。